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特集


ちしきの金曜日
 
自分の姓をさかのぼる

蛟もう神社にやってきました

しらべたところ、くだんの神社は茨城県の利根町というところにあるらしい。

そして、蛟は「みずち」と読み、ヘビか龍のようなものだということも分かった。たしかに読みは三土に似ている。そして蛟網神社の網の字は、正確には虫へんらしい。常用漢字にはなさそうだ。

というわけで、またまた行き当たりばったりで蛟もう神社にやってきてしまいました。


やってきました。

確かにここですね。

どなたかいらっしゃいませんか。

中を拝見・・。どなたもいらっしゃいませんか・・。

 

誰もいませんでした

なんというか、実は予想どおりなんだけど、どなたもいらっしゃいませんでした。

事前に電話番号を調べて何度かお電話をしてみたのだけど、一度もお出にならないので、たぶん普段は空けてらっしゃるんだろうとは思っておりましたが。ちょっと残念。

 

歴史民族資料館の方におききする

利根町の歴史民族資料館に、蛟もう神社についてお詳しい方がいらっしゃるとのこと。お電話したところ、次のようなお話を教えていただくことができた。

  •  蛟とは、角のない龍のことのようだ。
  •  この神社では、二つの神様を祀っている。ひとつは水の神「ミツハノメノミコト」、もうひとつは土の神「ハニヤマヒメノミコト」。
  •  そこで、水と土だから「みずち」神社と呼ばれるようになったという説もあり、はっきりしない。

日野郡史の中で水神と書かれていたのはこのことだったのかもしれない。

はっきりしたことは分かりませんでした。

残念ながら、三土姓の由来と発祥について、はっきりしたことは分からなかった。ただし、今回分かったことを総合すると、証拠はうすいけれど、個人的にはこういうことがいえるんじゃないかと思う。

・三土村では昔からだれも三土とは名乗っていなかった。
・1800年ごろに三土村の人が四国にわたり、三土を名乗り始めた。
・三土姓の由来は、蛟または水土。

というわけで今回は、行き当たりばったりでものを調査すると大変だ、ということが分かったのでした・・。

お盆の間ご先祖さまが帰ってきているなら、いろいろきいてみたかったです。



 

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