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特集


ちしきの金曜日
 
宮崎すごい石めぐり

●人間だって自然に負けてない

 ここまでは自然が作り出した石を紹介してきたが、人間が加工した石もすごさでは負けてない。ここから先は人の手が加わったすごい石を紹介していきたい。

 そういうわけで、続いては高鍋町の高鍋大師にあるすごい石だ。


さわやかな木立ちを抜けていくと
こんな感じです

 大師ということでカテゴリーとしてはお寺になるのだろうが、どうにもただものではない感じがのっけから漂う。石像がにょきにょき立ってる。

元気ですかー!

 なんだかわからない爆発的な迫力のある石像。お寺にあるような像に対してこれまで抱いていたイメージは軽く吹き飛ばされ、元気にならなきゃまずいぞと思わされる気がしてくる。

くらくらしてきます
ここ、古墳なんです

 この高鍋大師、地元の岩岡保吉という方が古墳の盗掘に心を痛め、そこに葬られた人たちを慰霊するために開山したとのこと。

 石像を見ただけでもその並々ならぬエネルギーは感じられるが、さらにすごいのはかなりの高齢まで創作を続けていたこと。「元気ですかー!」の石像には、75歳の作と掘り込まれている。

 岩岡さんは89歳で亡くなったそうだが、中には86歳の作と刻まれた像もあるからすごい。

 

●ぼくもがんばります

 とにかく石像たちの迫力に圧倒されるがままなのだが、目をそらさずにそれぞれの様子をくわしく見てみよう。


ちびりそうです

 子供を抱いている不動明王像だろうか。ただでさえおっかない感じがするという不動明王である上に、相当でっかいのでこれでもかと迫力が増す。それぞれの表情をよく見ると、

くわー!
ほげー!

 す、すごい…。なんでも言うこと聞きます、と言いたくなる容貌。それでいて目として埋め込まれているものはガラスの器や電球らしきものなので、その辺は割と身近な工作風なんだなとも思う。

ばばーん!
すぽーん!

 写真では高さが伝わりにくいのが残念なのだが、いずれも6〜7メートルくらいはあろうかという作品。どう解釈していいのかわからない表情にも翻弄されっぱなしだ。


だんだんこの感じにも
慣れてきました

 はじめは恐れおののく感じばかりだったこの高鍋大師、しばらく鑑賞するうちに「こういうのもありかもな」という気持ちになってきた。人間の適応能力ってすごい。


がんばれそうな気がしてきた

 なんだかわかんないけど、元気が出てきた感じがする。こういう時はどうして元気が出てきたのかということは考えないほうがいいと思う。深く考えずに、出てきた元気にかまけてしまえばいい。

 残す石めぐりもあと1か所、続いてのところも大きさでは負けてない。


 

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