あまりに数がありすぎて、徐々に感覚がマヒしてきた。
最初のうちは「へー、北海道の風鈴はガラスかぁ。小樽のガラスなのかな?」とか「なるほど、京都は清水焼を使った風鈴なのね」など、いちいち感想を持ちながら見ていたのだが、連続で見続けたせいだろうか、徐々に「あー、風鈴だ…」くらいしか思わなくなってしまった。
途中、無料で提供されている麦茶を飲んだり、ベンチで休んだりと休憩を挟むことで、風鈴を鑑賞する新鮮な目をキープする。風鈴見物も大変だ。
「さ、次はあのエリアを攻めるか」と腰を上げる。時刻は4時30分。あたりは、まだ平穏です。風に吹かれて風鈴がチロチロカチャカチャ鳴ってます。 |