立体駐車場鑑賞の最大の鑑賞ポイントの一つといえるのが「P」表記である。いわずもがな「Parking」の「P」なわけだが、なぜたいていブルーなのかなど謎は多い。
一言で「P」とは言っても、そのフォントとたたずまいは多彩である。ただ、やはりあまり浮かれた「P」はいただけない。十分な存在感を示しつつもそっけなく、「ゴチック体」としか言えないような書体で書かれるのが好ましい。
一番左などはひとり立ち度においては群を抜いているが、「P」の文字に不具合発生。なぜそこでへんに浮かれた書体を使ってしまったのか。画竜点睛を欠く。フォトショップで直してやりたいぐらいだ。
真ん中の物件のPもなんとも不体裁である。スクラッチしたら「P」が出ました、みたいな意匠に何の意味があるのか。自分のやっていることの意味のなさを棚に上げて苦言を呈したい。
右の物件は「P」表記のお手本、すべての立体駐車場の規範となるべきPである。墨痕鮮やか。まさにマスターピース。 |