石焼きへの遠い道のり
さて、石焼きである。要は、
・石を焚き火などで数十個焼いて ・掘った穴の中に敷き ・その上にバナナの葉っぱで包んだ食材を並べ ・土などでフタをする
といった単純な工程。パプアニューギニアで今も行われているというが、「バナナの葉」というのがいかにもという感じだ。
「単純な」と書いたが、実はここからが、「ニコタマの一番長い日」の、始まりだった。
とにかく炭火を起こして石を投入するが、どのくらいまで熱すればいいか目安がわからない。真っ赤になれば頃合い、というが、どんどん石にひびが入っていく。
たぶん、炭火でなく「焚き火」に直接石を投入したほうが一気に焼けてよかったのかも。でもなんとかコツコツと焼いていくことにしよう。焼けるまでの間、スタンバイ中の食材の表情をご覧ください。
バナナの葉っぱの代用で、全てアルミホイルで材料を包み終えた。が、まだ石が焼けきってない。仕方なく、食材を第2釜で炭火で普通に焼いて食べる。
うまい。発泡酒が進む。暑さと熱気でどんどん酒を消費する。
ウインナーはやっぱ炭焼きがうまいな!炭最高!などと言い合い、あれ何しにきたんだっけそうそう石、と思いかけた頃に石が焼けた。