「林さんー。もしもしー、
お世話になっておりますー。おひさしぶりですー。○○システムズのヨシナガですー。その後ご無沙汰してしまいましてー。大変申し訳ありません。お元気ですか?」
(*註:さも取引があった相手のように話し、こちらが「思い出せない」と思わせている) 「ああ、どうも。お世話になっております」
(*この時点では「誰だっけ?」と思っている) 「どうもー。その節はお世話になりまして。あれ、林さん、部署変わられました?」
「いえ、変わってないですけど…あの、すいません、どちらの方ですっけ?」
「あ、すいませんー。○○システムズのヨシナガですー。そのごご無沙汰してしまいましてー。あの、林さん、またお時間いただけないですかねー、明日とかお時間よろしいでしょうかー?」
(ようやく「なんか変だ」と思い始める) 「あー、明日はちょっと終日会議とかいろいろ入っていましてー」
「あー、そうですかー。相変わらずお忙しい!あー、今週どこかご都合のよろしい日ありませんかー。あの、林さんのご都合に合わせますのでー」
「そうですねー、いや、あの、えー、今週はちょっと…いろいろこう、期末も近づいてばたばたしてましてー」
「ああ、すいませんねー、あれ、林さん、部署変わられてません?現在は…」
「…」 「あー、でしたらー、来週はどうですかー。林さん、お願いします。またいろいろとご提案申し上げたいことがありましてー」
「来週はですねー、あのー、まだなんとも。あの、いろいろ急に、そう、予定が入ったりとかですね」
「あー、相変わらずお忙しい!どうでしょう、どこかでお願いできないですかねー、あの、林さんのご都合に合わせますのでー」
「いや、この先、ずっといそがしくてですねー、あのー、ええ、またご連絡しますよ」
「うーん、あー、なんとかどこかでー、お願いできないですかねー」
「いや、もう、ずっと忙しいです。ぜんぜん時間とかないです!」 「ほんのすこしで良いんですよー、夜とかでもいいのでー、林さんのご都合に合わせますのでー」
「いや、もう、全然だめです。この先永遠にだめです」
(ここで突然電話切られる)
議事録にするとこんな感じか。 |