再び見守る。
再びレッサーパンダのオリに戻りレッサーパンダを鑑賞する。
僕ともう一人、30代後半といったおじさんがじーっとレッサーパンダが立つのを待っている。熱い視線が送られているレッサーパンダのほうはというとオスメス二匹がなんだか怪しげな動きをしている。二匹がお互いのしっぽを追いかけあっていった。
うーん、それが見たいんじゃないんだよ。
時計を見たら閉園直前だった。立て、立ってくれ。横のおじさんと一緒に祈り続けた。
と、その時係の人がやってきて室内のオリのほうに連れていかれていた。どうやら食事の時間のようだ。 |