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特集


はっけんの水曜日
 
ハブを探しに

野生のハブを探して

ハブの習性として

・夜行性なので昼間は眠っている
・4月から6月にかけて活発に動き回る

え、すると今はもろに活動期ということか。だけど夜行性のハブは昼間ならば眠っているはず。寝込みを襲うために朝一番で草むらに向かった。


石垣とサトウキビ畑。いかにもいそうな取り合わせです

装備を間違える

ハブを探しにフィールドに出てみたものの、本当に遭遇したらと考えるとかなり不安になる。しかも何も考えずに家を出たので、いつものようにビーチサンダルで来てしまった。これでは咬んでください、って言ってるようなものだ。

岩の間とかさ

びくびくしながらも畑の多そうな場所へ向かうと、石垣の上がサトウキビ畑になっている場所があった。石垣にサトウキビ、ハブの生息条件をかなりの割合で満たしている。ここならいるかも。

長い棒を持って歩く先をバシバシ叩きながらハブを探してみた。

棒を持って
サトウキビ畑をつつくと出てくるかもしれないよ

 

いないいない、ってお前ちゃんと探したか

ハブいない。

もしかして茂みの中とかにいるのかもしれないけど僕の目には見えなかった。見なかった、といった方が正しいかもしれない。実は怖くて3分の2くらい漏らしていた。いきなりハブが飛び出してきたら、咬まれなくてもショックだけで死んでただろう。

もう半分泣きそうです。

本気で怖いです

普段街に住んでいると自然の怖さについて考えることなどほとんどないが、茂みの奥、日光の届かない闇の部分には触れてはいけない何かがじっと息を潜めているような気がする。


街に住み慣れている僕はいわば牙を抜かれたハブだ。恐怖のあまりよくわからない例えになってしまったが、要するに野生のハブは想像しただけで怖いということです。へたれていてごめんなさい。

だけどやっぱりハブは見たいので安全なやつを見に行くことにした。



 

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