ハクビシン説、飛び出す
「ねこたま」「いぬたま」の近くにはさらに「たまいたち」というフェレットを集めたスポットがあった。ペットとして飼われるフェレットは猫よりも小さいという情報を得ていたためノーマークだったが、念のため訪れてみる。
「そうですね。フェレットは大きい子でも3kgぐらいですから、猫よりも小さいですね」
とスタッフの方。確かに猫よりも二周りぐらい小さい。ただ、観察していると背中を丸めるような歩き方が例の生き物に似ている気がした。フェレットはイタチの一種。もしかして探す動物はイタチ科系の動物なのだろうか。
「フェレット以外で都内にいそうなイタチ科の動物ですか? うーん。あ! イタチ科ではないですが、神奈川の実家の近くでハクビシンを見たことがあるんですよ。ハクビシンだと尻尾も長いし、サイズも猫以上犬未満って感じですよ」
ハクビシンといえばSARSが流行したときその感染源ではないかと疑われた動物。イタチ科ではなくジャコウネコ科だが、確かに尻尾がぐぐーっと長い。
ハクビシンはペットとしても愛好家がいるらしい。もしかしたら……。いよいよ現場調査です。 |