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特集


ひらめきの月曜日
 
食パンの可能性

ステップ5・パン炒め

食パン開放作戦、最終章は炒め物だ。炒め料理としてぱっと浮かんだのは回鍋肉。料理そのものが上手にできなくて失敗する事態を回避するため、回鍋肉の素を用意した。これで味付けに関してはどう転んでも美味しくできるはず。

材料はキャベツとピーマンと長ネギ、そして豚肉とパッケージに書いてある。この豚肉部分に今回は食パンをあてる。

回鍋肉の素で確実に勝ちに行く

味を比較検討するため、肉バージョンも一応つくることにした。

まずは肉バージョン、できました

続いていよいよパン回鍋肉を。回鍋肉の素の開発チームもまさか肉の代わりに食パンが使われるとは思うまい。

パン、投入!


……おや? そこはかとなく漂う貧乏料理感。肉の代わりに食パンを使うという発想がだいたいにおいて貧乏なのか。

食パンをパンを炒めるのは生まれてはじめてだが、結構すぐに焼き色がつく。形がくずれないようにするのが大変だった。


食パン回鍋肉(回鍋パンか)できました

なんだかうっかり美味しそうにできあがってしまいましたよ! いや、見た目に騙されるのはもういい。問題は味だ。どうでしょう。

もぐもぐ。もちもち。

……ははあ。なるほど。ここまで来てようやく分かったが、食パンはひどくモチモチした食材なのかもしれない。モチモチ食感に回鍋肉の味噌味がからまって、これはこれで意外に美味しい。

ステップ3・分かったこと
・肉の代用品として食パンを使うと貧乏料理みたいになる
・食パンはトースト以外の調理法ではモチモチ食感が際立つ

しかしその後、普通に作った肉の回鍋肉も試食。やっぱり肉で作った回鍋肉の方がパンのよりも美味しかった。

なんだか普通のトーストが食べたくなってきたので大人しくトースターで焼いてバターとジャムで食べて頭を冷やそうと思います。

そんなわけで、ママレードジャムをトーストに塗って食べながらもう一度冷静に考えた。今回は途中から食パンを肉の代用品にするような作戦に出たのが間違いだったのかもしれない。

そうだ、今度は限界まで薄切りにしてミルフィーユみたいにするなんてどうだろう? いまだ食パンの秘めた力を信じる気持に変わりはありません!

食パンには醤油もよく合います


 

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