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ロマンの木曜日
 
指揮者になりたい

フルオーケストラの指揮は気持ちがいいらしい。指揮棒一本であれだけのパートを操れる訳だから、確かに気分が良さそうだ。やってみたい。楽器はひとつも弾けないけど、がんばれば指揮者になれるんじゃないだろうか。

教則ビデオを頼りに、指揮者になるための練習をしてみました。

(text by 住正徳



色々な種類の指揮棒が並ぶ
この人、指揮者っぽい
購入した指揮棒と譜面台
教則ビデオ 基礎編

指揮者になるための準備

指揮者に必要な道具といえば、指揮棒だろう。
という訳で、まずは山野楽器銀座本店に向かった。事前の電話問い合わせで、指揮棒は5階の管楽器売場に置いてあると聞いていた。エレベーターで5階まで上がると、レジに近いスペースの一角に、色々な種類の指揮棒が陳列されているのが見えた。

近くに立っていた女性店員に指揮棒について聞いてみる。
とにかく指揮棒についての知識がゼロなので、材質、長さ、グリップ、どれも商品タグの表示だけでは意味が分からないのだ。

女性店員はとても親切な人で、素人の僕にも分かりやすく説明してくれた。

・棒の部分をシャフト、持ち手の部分をグリップと呼ぶ。
・シャフトの材質には、メイプル、竹、グラスファイバー、カーボングラファイトなどがある。
・最も一般的なシャフト材はグラスファイバー。軽くて細い。
・グリップには、コルク製、木製、銀製などがある。
・グリップをしっかり握る人はコルク、シャフト部をつまむ様に持つ人は木製を選ぶ場合が多い。

最終的に僕が選んだ指揮棒は、シャフトはグラスファイバー製でグリップはコルク、長さは在庫の中で一番長い380ミリのものにした。340ミリが一番多く出るらしいが、写真写りの事を考えて一番長いものにした。

ついでに譜面台も購入しようと思ったのだが、それには一つ問題がある。
僕は譜面が読めないのだ。

譜面が読めないのに、指揮者かよ。と思われるかもしれませんが、そこは気持ちでカバー出来るものと見越し、一番安い譜面台を購入する事にした。指揮棒と合わせて4515円(税込み)。

さらに、八丁堀にある安田電子出版という会社から出ている教則ビデオも手にいれた。「わかりやすい指揮法 基礎編1」。
一般の人でこのビデオを購入する人はほとんどいない、と出版社の人から言われた。主に学校の先生が教材として使っているらしい。


まあとりあえず、準備は整った。
立派な指揮者になるために、早速練習します。



 

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