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特集


ロマンの木曜日
 
指揮者になりたい

指揮者の基礎をビデオで学ぶ

教則ビデオの監修と指導は、国立音楽大学教授の小林光雄先生による。


小林先生

指揮棒の持ち方から始まり、上下運動による様々な表現にいたるまで、20分で指揮の基本を解説する内容になっている。

まずは基本中の基本を、実際に小林先生がやってみせてくれる。ポイントをまとめると以下のようだった。

・グリップは手の平の中央に置いて軽く手の平を添える。
・指揮棒は腕の延長線上にもつ。手首が下がって下を向いたり、上がって上を向いたりしてはいけない。
・基本の動きは上下運動。この時、スナップ効かす様に手首を動かしてはいけない。また体の中央で上下させる。


基本動作を何度も繰り返す

基本をおさえたら、次に上下運動による色々な表現のレクチャーに入る。
ここで解説される表現は、全部で6つ。

レガート= 音と音の間で、切れ目を感じない演奏
 上限でも下限でも止まらずに叩かず平均して動かす。

スタッカート= 音符を本来の長さより短く演奏する
 ピンポン玉が跳ね上がるように、指揮棒を持ち上げる。

テヌート=音の長さを十分に保つ
 下限でノリをはがすように、指揮棒を持ち上げる。

スフォルツァンド=突然強く
 上限で一瞬止まる。杭か釘を打つ様に指揮棒を振る。両手で振ると更に力強くなる。
「悔いのない様に杭を打ってください」
小林先生はこの駄洒落を20分のレクチャーの中で4回言った。

フォルテピアノ=強く、直ちに弱く
 振り上げた指揮棒を下ろした後、下限で止める。

スビトピアノ=急に弱く
 叩いた棒が上限で止まる。


スフォルツァンド。写真の女性は伊藤さん スビトピアノ

一応、指揮者らしく正装しました

久しぶりのタキシードがきつくなっている事に軽くショックを受けつつも、出かけます。



 

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