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特集


はっけんの水曜日
 
小さな穴で写真を撮ろう

早速写してみます

自作ピンホールカメラを持って撮影に出かけた。ピンホールカメラはレンズに比べて光の入る量が極端に少ないので、普通のカメラのシャッターに比べてかなり長くシャッターを開けて光を取り込まなくてはならない。普通のネガフィルムを使う場合、晴れた日の屋外ならばだいたい2〜3秒くらいだろうか。シャッターを開けている間はぶれないように息を止めてじっと待つ。


ぶれないように。
じっと待ちます。

これ本当に写っているのだろうか。いちいち不安になりながらも24枚撮りのフィルムを一本分撮り終えて現像に出した。贅沢は言わない、ちゃんと写っていなくてもいいので反省の材料になる程度には何か写っていてもらいたいものだ。全部真っ黒とかだと次に向かうための気持ちも萎えるので。

弱気にプリントを待っていたのだが、ところがどっこい出来上がった写真を見て驚いた。

 

露光時間1秒。
露光時間5秒。
こんな感じで撮影しています。
その気になれば自分撮りだってできます。
かなり細かいところまで写っています。
記録用のデジカメを逆撮り。

 

想像以上に撮れていました

かなりきれいに写っているのだ。だってこれレンズ使っていないんだぜ。穴だぜ穴。トイカメラで撮った写真と同じくらい撮れてる写真を見て思わず興奮してしまった。

今回はシャッター速度をいろいろ変えて撮ってみたのだが、今回作った直径0.3ミリくらいのピンホールカメラでは晴れた日に感度400のフィルムを使って約3〜5秒のシャッターが適当のようだった。

この一本ですっかりピンホールカメラのとりこになってしまった僕はどんどんと深みにはまっていくことに。



 

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