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ひらめきの月曜日
 
豆かん・豆VS寒天比率調査

ホテルの、しかも洋菓子屋の豆かん・パティスリーSATSUKI 豆かん 840円
寒天がほんのり色つき。上の白いのはぎゅうひ
蜜の他に、ココアクリームもかけてお召し上がり下さい

豆かんを買うために、ホテルへ。なんだそら

豆かんのニュータイプである。超高級ホテルの、洋菓子屋の、840円の、グラスつきの豆かんだ。840円てすごい。ランチタイムの寿司屋の握り1人前だって800円ぐらいだ。

ここまで掟破りだと、豆率もぶっちゃけどうでもいい感じがするが、数えてみます。

豆 26個(16g)
かん 66個(162g)

ぎゅうひやクリームが入って、豆について手薄の印象だ。「豆かんとしてはちょっと無粋」とは祖母の弁。やっぱりシンプル勝負が豆かんの真髄なわけですよ、みなさん! バナナはおやつに入っても、豆かんにぎゅうひは入らないわけですよ! なにか別の食べ物としてむちゃくちゃ美味しい一品でした。

こんなキレイなケーキと並んで
参考写真。ランチのにぎり800円

スーパーの豆かん 生みつ豆 105円
1頁目の豆かんが嘘のよう
チーズの隣で売られるこの一緒くたぶり

黒蜜のなめ比べもやってみた。色も味も結構違う。ええと、どこもとても美味しいです(上手いグルメ的レビューコメントが出ない)

840円ショックの直後、地元に帰ってみるとスーパーに売っていたのは105円の、しかもずっしり重みのある豆かん。パッケージは「みつ豆」になっているが、入っているのが豆と寒天と蜜。立派な豆かんだ。しかし、その比率は…

豆 8個(4g)
かん 108個(304g)


豆かんではなく、かん豆になっている。こちらの商品は前橋で製造。もしや、豆かんの豆率は浅草を離れるごとに低くなるのだろうか。

いや、でも京都にも有名な豆かんの店があると聞くし…。今後もさらに範囲を広げ、日本中の豆かんの豆と寒天の数を数え続けたいと思います。


どうでしたでしょうか、豆かん。地味というなかれ、粋とお言い。そんなシンプル構造の織りなす世界。豆が一杯食べたいならば浅草へ。それ以外の店もまんべんなく美味しいので是非ご賞味下さい。なんだか豆かんの通販ページみたいになってます。

今回の調査のため、半日で都内の豆かんを集めた。買った豆かんをバッグにつめ、そして次ぎなる豆かん屋へ移動する。スーパーマーケット以外、店はどこも対面販売だった。半日で都合7回「豆かん下さい」とコールしたことになる。こうゆう日常で有り得ない体験をするとき、デイリーポータルZライターとしての誇りを感じる最近です(本当)。

ついてきたスプーンはどこのも大きくて立派だった


 

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