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特集


ちしきの金曜日
 
モノレール各駅停車の旅
モノレールに乗ってレッツラゴーン!!

東京モノレール。東京の空の玄関である羽田空港駅と東京タワーに程近い浜松町駅を結ぶこの路線のあいだには、7つの駅が存在する。
天王洲アイル駅や大井競馬場前駅は有名だが、それ以外に、流通センター駅、昭和島駅、整備場駅、天空橋駅、新整備場駅という駅がある。

存在を知っている人でも、実際に降りたことがある人は稀だろう。かくゆう筆者自身も、今回の企画がなければ降りることはなかったはずだ。

その存在だけは知っているのに全く日常と接点のないような場所、近くて遠いところ、といってもいいようなそれらの駅に、実際にいってみることにした。

(text by 宮崎晋平


まるで廃墟のような静けさだ。
写真のリスの他に、うさぎなどのオブジェも展示されていた。
このスクリーンにレースが映し出される。

大井競馬場前駅

ということでモノレール各駅停車の旅が始めていく訳だが、本来ならばひとつめに行く筈の天王洲アイル駅は端折らせていただいた。筆者自身が過去に何度か降りたことがあるのだが、その際に感じた印象はオフィスビルと幹線道路があるばかりで、あまり面 白味を感じなかったからだ。

天王洲アイル駅の次は大井競馬場前駅。駅名が示すとおりここには競馬場がある。とりあえずモノレールから見える厩舎に向かうが、関係者以外は立ち入り禁止だった。 仕方なく、そのまま競馬場へと足を伸ばす。

取材した当日は大井競馬場ではレースをおこなっておらず、入り口付近は閑散としたものだった。そのまま奥へと進んでいくと、動物のかたちをしたかわいいオブジェが並んでいた。

あいかわらず人影がないがそれでも進んでいく。すると、中心部に近づくにつれて人が増えはじめた。どうやら浦和競馬場で行っているレースの馬券を販売しているようで、 競馬新聞を片手にした見るからに競馬慣れしている人たちが、思い思いに過ごしているのが目に入った。

せっかくだからと、筆者もここで競馬に初挑戦。 といっても全くの素人なので、予想屋に100円を払って当たりそうな馬券を教えてもらい、馬券を買うことにした。結果は下の画像にマウスを重ねれば分かるので、敢えて書く必要はないだろう。

予想屋に群がる人たち。
フォトジェニックですね。

 

「競馬は敗者のスポーツだ」というようなことをアメリカ随一の無頼作家・ブコウスキーが書いているのを読んだことがあるが、筆者はこの日初めてその意味を理解できた気がする。ギャンブルは総じてそうだと思うが、競馬は勝っているときよりも負けてしまったときの方が元を取ろうとやっきになって興奮するものなのだと、身をもって実感することができた。

有り金を全て擦ってしまうのもバカバカしいので、早々に競馬場を後にすることにした。 そもそも、取材中にギャンブルなんかしている場合じゃなかった。

さて、それでは次の流通センター駅を目指そう。


 

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