ノロウイルスの不安
「トイレがホームグラウンドの生活でした。」
ノロにやられた友人が日記にそう書いてたのだが、この冬はノロウイルスがけっこうな勢いで流行っている。
牡蠣などの貝類が内部にノロウイルスを蓄えていることがあり、生で食べると感染するという。熱に弱いウイルスとのことだが、牡蠣フライぐらいの熱では死なないんだとか。
で、私もしっかり感染してしまった。
もっとも牡蠣を食べたからではなく、娘がどこかからもらってきたやつがうつってしまったもの。
取材にでかけたのは、ノロが治ってから幾日も経ってない日のこと。おなかのあたりに若干の不安を感じつつ、
「もう免疫できてる」
と言い聞かせてでかけた。
母は牡蠣アレルギーだった
私の母は若い頃一度牡蠣で大あたりし、以来牡蠣アレルギーとなった。その影響で我が家の食卓に牡蠣がのぼることはほとんどなく、私は二十歳過ぎるまで生牡蠣を食べたことがなかった。
というわけで、私の中で牡蠣は危険ランキング上位の食べ物で、その取り扱いには細心の注意を払わねばならないものだと思っていた。
ところが。
長崎に来てその扱われ方の大胆さを知り、大変驚いたのであった。
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