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特集


ロマンの木曜日
 
スギ花粉を退治する

迫りくるスギ林

背の低いスギを探す

国道沿いを東に戻りつつ、掃除機が届きそうなスギ林を探す。

そもそも日本にスギの木が増えたのは戦後になってからだという。現在、日本の森林面積のうちの約18%をスギ林が占めている(林野庁ホームページより)。とにかく日本はスギ林が多いのだ。実際、1970年から現在までの間で、スギ花粉の量は2〜3倍に増えているらしい。

ちなみに、スギ花粉症と初めて命名されたのは1963年。

と、スギ花粉についてのうんちくを述べているうちに、ようやく掃除機が届きそうなスギ林を見つけた。

 

よし、なんとか届くぞ ヴォーンと花粉を吸い込め!
こっちもヴォーン 今度はこっちだ
ここはちょっと届かない ついでにバス停も掃除して、と

スペック通り、約15分でバッテリーが切れてしまった。

それでも結構な量の花粉を吸い込んだ感触はある。シャークDXの集塵フィルターを取出して、その成果を確かめてみる。


あれっ?

昔やっていた鬚剃りのCMの様に、「ほうら、こんなに取れた」みたいな絵になるかと思ったら花粉の姿が見当たらない。

花粉は細かすぎてフィルターすらスルーしてしまうのだろうか?
だとしたら、今日1日僕は一体何をやっていたのだろうか?

何ともやりきれない思いを抱えつつ、来た道を戻りながら来るべき花粉シーズンのピークを憂うのでした。


この人たちはスギを伐採していた


 

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