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特集


ロマンの木曜日
 
スギ花粉を退治する

スギ花粉に苦しむ奥多摩の人々

さすがにスギ花粉のメッカとあって、マスクをして歩く人の姿が目立った。
帽子を深々とかぶり、うつむいて歩いている。

何としても彼らを救わなくては。

奥多摩に足を踏み入れた事で、使命感めいたものが芽生えてくる。これはもう僕1人の問題ではない。奥多摩に住む人々の為、いや、東京都近郊で花粉症に苦しむすべての人たちの為、僕は奥多摩のスギ林に挑むのだ。

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駅前の交番に、「登山相談所」という看板が出ていたのでスギ林について尋ねた。
ここから一番近いスギ林はどこですか?

「一番近いもなにも、ここら辺はぜーんぶスギ林だよ。ははは」

交番の警官は笑ってそう言ったが、目の奥は笑っていなかった。スギ花粉には逆らえない。きっとそうやって諦めながら生活しているのだろう。

そんな住民たちの現状をもっと知っておく必要があると思い、近くの病院を訪問する事にした。

きっと花粉症で苦しむ人たちで溢れているはずだ。

マスクをした人が行く
交番でスギ林について聞いてみた
もうどうにでもしなさい。と道の真ん中で仁王立ちするおばあさん

スギ林に囲まれた 奥多摩病院

「奥多摩病院」の周囲もスギ林で囲まれていた。
花粉症治療の場所にもスギがいる。なんともやりきれない状況だ。

待ち合いロビーには多くの患者さんが座っていて、マスクをかけた人たちもいる。
近くを通った看護婦さんに、花粉症の状況について聞いてみた。

--マスクをした人たちが結構いますけど、やはり花粉症ですか?
「いや、インフルエンザです。花粉症はまだじゃないですか?」

--えっ?インフルエンザですか? でも、ほら、この辺スギが多いじゃないですか?だから、花粉症の人も多いと思って、それで、あの……
「そうねえ、どうかしら、特別多いって訳でもないと思いますけど。今はとにかくインフルエンザですね」

……。

いよいよ、林に入ります。

マスクをした人たち
歓迎


 

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