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特集


フェティッシュの火曜日
 
トリまみれになる

まぶたのトリに会える

このトリに会うためだけにここ来たっていい、そんなトリ、オオハシ。私がチョコボールのあのトリを好きなのも、ここから来ている。あのでかい口ばしのせいで、人の良さそうな顔に仕上がっている。


アームカバーをいちおう借りて。なんせ「まみれる」んだから。
「ふれあい」なんて穏やかな言葉では表現できない世界が待っている。レッツラゴー。
トリが出て行かず、人が通りやすいように考えられた入り口。昔のバツゲームの大道具っぽい。
ところかわればの注意書き。踏んづけかねないらしい。

2頭身。

餌箱に近寄っただけで、シュタッと飛んできた。明らかに、何かを期待している表情。まあ待ちなさい。


「くれ。とにかくくれ」
「ちょうだぁ〜いん」
餌は100円、メロンとりんご。いいもん食ってんな。
人間が手を餌箱に触れると、陰から様子をうかがう。

餌を箱から取り出したらもう、「いらっしゃーい!」とばかりに飛んできた。「トリキャバクラ」かここは。来たお客にはかならず2〜3匹はついておもてなししてくる。いや、おもてなしではない。彼らの目当ては「餌」のみだ。あ、それもトリキャバのゆえんか。けっこうしたたかである。


餌しか見えてない。でもつついたりとかはしない。馴れたもんだ。
あの口ばしを上手に使って、いったんクイッと放り投げて飲み込む。

オオハシが餌を飲み込む様子。クイックイックイッの連続画。

→ 見てみる

憧れの、オニオオハシ。

夢みたいな状況だが、とりあえずひるみまくり。もったいない。
絵的にも幸せな人。
口ばしが大きいため小さいコップに苦労していた。
こいつもしかして口ばし取り外せるんじゃないの?という感じの裏側。穴が開いてて驚きの構造。

餌目当ての彼らであるが、でもいいのだ。こちらはそのおかげで思いっきり心が弛緩している。この感覚を味わうべく、どんどん餌にお金をつぎ込んでしまう。ゲーセンのようにどんどん1000円を両替する。「トリゲーセン」でもあるわけです。


インコが離れない。オオハシ、じっと見てんなよな。

このエリアではお客さんは皆、2〜3羽はひっついたまま歩いている。
餌もないのに、こいつだけ振っても振っても離れない。
ファスナーの端っこをずっとちくちく噛んでいた。トリ的にもニッチな嗜好のようだ。
掃除のおじさんも多少のまつわりつきには動じない。

何百円もつぎ込み、トリ大尽を繰り返し味わったせいで・・・

慣れた。「馴れた」のではなく「慣れた」。トリに慣れてしまった。こんなに珍しい状況なのに、なんだか「トリでおなかいっぱい」になった。クジャクとかがそこらを歩いてても、何も感じない。「ああ、フラミンゴね」ってな具合である。贅沢である。


「・・・。」 ひとりで何を思う。

 

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