喫茶店で折る。
というわけで、新宿にある大型文具店で一番大きい紙(四六判)を購入し、喫茶店にやってきた。最初はDPZらしく、河原・ないしは公園で折ろうとも思ったのだが、寒いのは御免だ。ということで、喫茶店で大きな折り鶴を折る様子をまずはご覧にいれよう。
レトロな喫茶店で大きな鶴を折る。この企画の本来のコンセプトを大きく逸脱して、なんだかもうすっかりアレな感じになってきている。まちがいなくモテない。 それはともかくとして、なによりも大きさが中途半端だ。 もっと大きなものを作る必要がある。 いったいなんの必要に迫られているのかさっぱり分からないが、とにかく私はもっと大きな鶴を折らなければならないのだ。 なんつうかもう、退くに退けないのである。 (鶴だけに)大いなる飛躍 ということで、余分に買って置いた紙を4枚つなぎ合わせて、折り鶴を折ってみた。さすがに大きさからして喫茶店で折るのは憚られたので、通 りがかりのコインパーキングに移動して折ってみることにした。諸事情により、折っている際の写 真は撮影できなかったのだが、以下に完成した折り鶴の写真をお見せしよう。
紙の一辺がだいたい160cm前後というと、この折り鶴の大きさがどの程度か想像がつくだろうか? 両手で抱えるとちょうどいい大きさだが、 片手でもなんとか持てなくはない大きさだ。 ……モテなくはない!? なんだか素敵なフレーズを耳にしたような気がするが、そこで引っ張るといかんともしがたくなるのでやめておこう。 さて、この巨大折り鶴だが、まるでポリゴンの世界から飛び出してきたようで格好いいではないか。もしかしたら、新宿の夜景と組み合わせたら格好いいかもしれない。
鶴のアタマ部分しか画面に収まらず、なんだかよく分からないが、こういうジャケットのテクノのCDってあったよねー、なんて適当なことを言ってしまえば、人は簡単に信じてしまうのではないか(ないよ)。スーパーフラットな風景が折り鶴によって出現した、と、適当なことをいってお茶を濁そう。
さて、それでは最後に折り鶴がもっとも似合う場所へと、足を向けてみることにしよう。