いや、ビックリした。ハトだまりでは、よくハトに慣れた人が肩や腕にたくさんハトを乗せているのを見かけるが一見の私の頭にも遠慮なく着地である。そんな無防備でいいのか、上野のハトよ。

職員の方によると、人がエサやらないだけで、ハトは目に見えて自然に数が減っていくそうだ。エサをやる人がいないので、ハト的にも必死だったのかもしれない。

キャンペーンが張られた上野以外の場所ではハトはどうしているんだろう。もしかして、頭にとまるだけじゃ済まないようなことになってたりして?! ハトを探す旅、スタートです。

浅草のハト

公園以外でハトといえばやはり神社の境内だろう。子供の頃、浅草寺の屋根にはそりゃもう大量のハトがいた。参道の脇にある広場でハトに囲まれ、祖母に助けてもらった思い出も。祖母は今日はついてきてもらってないのだが、大丈夫だろうか。

久しぶりにやってきた浅草では参道で売られる人形焼き、煎餅、雷おこし、揚げ饅頭、豆菓子、甘酒、芋羊羹、瓦煎餅、ぜんざい、団子がまぶしい。「おやつはお参りをすませてから！」親にしかられたのを思い出す。今日の私は「おやつはハトを確かめてから！」である。

が、しかし。思ったよりハトはいなかったのだ。以前はそりゃもうロートのオープニングみたいに豪快にハトが空を旋回していたものだが、そんな状態がうそのよう。お札売り場の方の話では去年の７月に本格的にハトのえさやりを禁止してからぐっと減ったという。

上野公園より一足お先にハト激減である。こんなことになっていたとは！