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ゲストの日曜日
 
両国へ行きませんか
駅名の表記も相撲文字

相撲好きなので、年に何度か両国へ行く。 たいてい1人だ。相撲好きの友人など、そうそういない。

いつも電車を降りたら国技館に直行し、相撲を観戦したらまた駅へと戻るのだが、つねづねもったいないと思っていた。両国に は美味しそうな店やら楽しそうな場所がたくさんありそうなのに、1人だと、どうも立ち寄る気がしないのだ。

今回も1人で国技館へ行った訳だが、ついでに両国をあちこち歩き回ってみた。どこも初めての場所ばかり。この特集を見た人 に、次回は「えっ、両国? 行く行く! ついでに相撲も付き合うよ」と言ってもらえるように、面白そうな所を見てきました。

 

(text by 高瀬 克子



相撲に侵蝕された街

まず駅がスゴイことになっている。上を見ればどーんと力士の写真があり、下を見ればそ こには土俵が。何度もここを通っているが、この土俵の存在には今回初めて気がついた。


力士の写真に見守られながら、いざ両国の街へ
みんな足早に通り過ぎてます。誰も足下なんて見てやしません。
改札を出たらいきなり謎のモニュメントがガップリ四つに組んでます。
駅前のみやげ物屋では、どさくさにまぎれて新撰組グッズも。チョンマゲしか合ってません。
お相撲さんも電車通勤です。
こちらはもっと出世してるのかタクシーで。

駅を出てからも相撲だらけだ。相撲になんの関心もない人は、毎日どんな気持ちで暮らしているのだろうか。もしかして放置自 転車並みに「邪魔だ」と思っているのかもしれない、いや、せめて空気のような存在であってほしい...などと思いながらも、心 の中では(うわー! うわー!)を連発し、夢中でシャッターを押しまくりました。


歩道脇には歴代横綱像が何体も並んでいます。

像の下には手形が。まるでハリウッドのよう。

手形のアップ。これは私の子ども時代のヒーロー、千代の富士のもの。
抹消された痕があるのは双羽黒の手形。あらー。
商店街の看板にも力士が。

外国人観光客が喜びそうな図柄。そういえば両国に は外国の方が大勢いらっしゃってます。
両国橋の欄干も相撲がモチーフ。
橋の途中には土俵まである。
電話ボックスもこのとおり。
公園にあった丸い囲い。花壇? まさか土俵ですか?

...イカン。相撲好きじゃない人への両国案内だったハズなのに、首までどっぷりと相撲にまみれてしまった。

ちょっと他の物にも目を向けてみましょう。



 

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