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特集


ロマンの木曜日
 
お年寄りと一緒に体力測定を受ける

評価票に結果を記入していく

評価は12段階

受付で測定の結果を記入する記録票をもらっていた。各種目ごとに12段階で評価される事になる。
ちなみに、先ほどの握力38キロは6点で年代の目安が55才という事だ。
まあね、握力とかってそんなに強くなくてもいいんじゃないのかなあ、と。握手した時に「痛い!」って思われたら嫌ですし。次のテストからがんばります。

気持ちを入れ替え、次のテストは「長座体前屈」。

足を伸ばして座り
膝を曲げずに箱を押して何センチいけるか?
「はいっ、押してください」
「ええ、押してます」
「21センチしかいってませんが?」ざわざわ

体力測定会のリーダー山田さん

「21センチだと、3点で体力年令は70才ですよ」
僕の様子を見ていた万歩クラブの山田さんが心配そうに声をかけてきた。山田さんは今回の体力測定のリーダーだ。

「1日15秒でいいので、ストレッチをしてくださいね」
笑顔でアドバイスをくれたが、70才ってどういう事だ?。

転倒予防能力を測る2つのテスト

「次の2つのテストは転倒防止能力を測るテストです。あっ、あの人は91才ですよ(実年齢が)」


「91才なんですか?」
「もうっ!年の事は言わないの」
と満面の笑みで
しかし、テストが始まると一転、真剣な面持ちに
そしてこれは手のばしテスト
手をのばし上体を前に倒して何センチいけるか?「ここが限界です」「えっ?」
この人も
この人も
この人なんてこんなにいくのに
あなたはここまでですか?

ふざけている訳ではない。真剣に取り組んだ結果、手のばしテストは30センチで6点だった。体力年令は55才。

これは、あれか? 点取り占いか?
「手をのばしても55才。6点」みたいな。

91才のおばあさんの記録は27センチで5点。体力年令は60才で、僕と5つしか違わない。去年は2600メートル級の山を制覇したそうだ。

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転倒予防能力を測るテストの2つ目はアジリティー・コース。
2つのパイロンのセンターに置かれた椅子に座って両足を上げ、反動をつけて立ち上がる。早足で右側のパイロンを巻いて椅子に戻り座り再び足を上げ、今度は左側のパイロンを巻く。この動作を2回繰り替えしてそのタイムを測る。


椅子に座り足を上げ
右側のパイロンを巻いて
再び足を上げ
左側のパイロンを巻く

僕の結果は25.5秒。
早いのか遅いのか、分りづらいと思いますので点数をお伝えしますと、4点でした。体力年令で言うと65才です、ええ。

手のばし、アジリティー・コースという2つのテストの結果、僕は年令の割に転びやすいタイプだという事が分かった。
いやあ、分かっただけ良かったよ。などと納得している場合ではなく、このまま引き下がる訳にはいかない。

次のテストから巻き返していきますので、ロッキーのテーマを頭の中で流しながらご覧下さい。


 

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