いきなり脱都会

地図で山手線の路線を見て、その円が上下にかなり細長いので何か騙されていた気分になったことがある。駅にある路線図じゃ丸いのに。都心環状線もイメージでは「○」だったのだが、地図を見ると意外にも四角い。角が４つある。

で、その最初のコーナーに近づくと、いきなり景色が脱都会した。あれ、大都会は？？

ここいらは芝浦ジャンクション付近だ。高速に乗っていると、丁度レインボーブリッジを抜けて、東京タワーが見えて都会気分が盛り上がるポイントなのに、下界ではこの下町風情が広がっている。こんなことになっていたとは。

さらに汐留にさしかかると、再開発で建ちまくったビルの皆さんの合間に叶姉妹的イメージの公園が。

「イタリア公園」と書いてある。またストレートなネーミングだが、2001年〜2002年の日本におけるイタリア年の記念にイタリアがくれたものだそうだ。

もえもえ立体！

下町、イタリアと畳みかけられてひるみつつも、都心環状線と都会の風景のコラボレーションが堪能できる場所は次々に現れた。もうその堂々たる立体っぷりに心揺さぶられまくり。かっこいい！！

ビルの間を透明のチューブが何本も走っていて、その中を飛行機みたいな平べったいタイヤのない車が走っていくっていう例の未来像、図１、かなり近いんじゃないか。

他にもダイナミックに道路上を走る高速道路を眺めていたら、未来はとっくに来てる気になってきた。残るは人間が全身タイツみたいな未来服を着ればいいだけ。理想の未来まで、あとは人間次第か。

そして、ずっと分からないと思っていたウェブマスター林さんのモノレールを下から眺めてグッとくる気持（特集「下から眺めるモノレール」）、今ようやく近いところまで理解できた気がします。

ランチタイムにまどわされる

銀座付近に到着。ずっと人気のないところを都心環状線とともに歩いてきたが、ここへきてグッと人が増えた。ちょうどお昼時で財布片手にお昼を買いに来たとおぼしき人が多い。

この時間、カメラを確認するとランチメニューの写真ばっかり撮っていた。都心部はランチメニューが充実しているということが分かりました。

さて、ランチ地帯を抜け都心環状線は日本橋方面へ向かいます。