高速道路の下を歩きでいくということ
今回の旅、単純に車で環状線をまわれば都会感覚はいくらでも満喫できそうなものだ。が、いかんせん車がないのだ。レンタカーという手もあろうが、だってペーパードライバーなんである。
18歳のとき友達がみんな取ってるのでなんとなく、しかし最高に苦労しつつ(仮免2回落ちた)取得した免許、今となってはちょっと高価な身分証明書でしかない。確か取得後運転したのはたった3回だ。
1回目は近所のホームセンターのエッサンに行こうとして駐車できず、2回目は実家の車庫入れで隣家の花壇にぶつけ、3回目は地元団地の自治会館の桜の木に体当たりした。
しょうがないのだ。車の運転とはご縁がなかったと思いなさい。天の声がする。今日は正々堂々と上を走る車を見上げながら自らの足でいく。
一周14.8kmの旅
車社会に疎い者としては「都心環状線」といっても、どこのことをいうのかハッキリは知らなかった。今回調べて分かったその全貌。
一周約14.8kmだそうだ。
14.8km。リアクションのとりずらい距離感。それ、長いの? 短いの? どっちみち、山手線一周に比べればまるっきり楽そうなのが地図から見て取れる。楽勝か。
今回は、ランドマーク オブ トウキョウ、今回は東京タワーのふもと、赤羽橋交差点から左回りに進むことにした。左回りは体にいいと聞く。やるからには健康効果も期待したい。(交通事故も右回り路線より左回り路線の方が少ないらしいです。へえ。)
スタートしてすぐ、赤羽橋駅付近から浜松町駅付近までがあんまり近くて驚いた。
普段電車を使っていると、駅単位で土地を理解している。近いということは分かっていても、渋谷も原宿も代々木も頭の中では別々の街なのだ。
こことここって繋がってるんだあと、頭の中でバラバラだった点と点が線で繋がる感動。普段バイクや車をお使いの方にはこれが当たり前のことなんだと思うと道行くドライバーさん達に尊敬の念が。
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