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特集


エキサイティング火曜日
 
ワンと鳴くカエルがいる

何を見つめるのか

夏休み、祖父の家に遊びに行き、道路沿いの側溝でカエルをとるのが好きだった。「虫愛づる姫君」である。虫かごいっぱいにみっちり詰めて持って帰ったこともある。家の人の反応はまったく覚えてない。

そんな私の心をとらえた、ステキなカエルをどうぞ。


ベルツノガエル。動くものなら何でも、時にはヘビさえ食べる。「千と千尋の…」の湯婆のように、茂みに鎮座する。
アフリカツメガエル。完全に水中に棲み、生き餌でなくても食べる、というこだわりのなさを、表情から感じとろう。

ツチガエル。「人の気配ですぐに水の中に跳び込むのは、大抵このカエル」だそうだ。もしかしてご先祖の中に、俳人・芭蕉に観察されたかたがいらっしゃいましたか?
ダルマガエル。なぜ2匹で同じ方向を見つめるのか。


「これだけいると、飼育も大変でしょう?」
「いえ、1週間に1度お腹がふくれればOKなんです。週2〜3回エサをやるだけ。エサはミルワーム(ゴミムシダマシ)かコオロギだけだし」
「卵をたくさん産んだら、その辺の自然に帰してやるだけだし」


トノサマガエル。指先に吸盤がないので、護岸工事の影響を真っ先に受ける(詳細は次ページ)。殿様なのに・・・。 水色の雨、じゃなくて(古い)水色のアマガエル。色彩突然変異で、黄色の細胞が欠けたもの。うちの壊れたプリンタと一緒なわけだ。

シュレーゲルアオガエル。吸盤がかわいい。あとツヤもいい。 なぜかサンショウウオも。ヒダサンショウウオ。


「なぜカエル館を?」
「もともと中学の教師をしながら、モリアオガエルの写真を撮ったりするうちに、この辺のカエルの研究にのめりこむようになって。この建物はバンガローの管理棟だったんですが、空家になったのをカエル館にするべく申請しまして。」
「平日は来訪客も少ないので、4時になるかならないかのうちに周辺へ研究に出かけます。」

病高じて・・・ということか。いや、うらやましいです。私もいつか、何かの「館」を建てたいと思った。



 

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