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特集


エキサイティング火曜日
 
恥ずかしい紙で和紙を作る

・・・フランス語は結局4年までやったっけなあ。普通2年で終わるところを・・・
普通紙とわら半紙を混ぜる。わらのはもちろん高校の。
押し花をすき込むように、点数をすきこみアクセントに。

和紙をすくのは初めてなのに

さて、和紙を作っていくにあたっていろいろなサイトを見た結果、家でやるぶんには特別な道具はいらないようだ。最低でもキットは買わないといけないかと思っていたが、極力お金をかけずにやるとしよう。

不要な紙で和紙を作るには(乙幡解釈)

1.細かくちぎる

あとですりつぶすので、おおまかにちぎっていく。まだ部屋の片付けが全然終わっていない一方で、窓際で趣味にいそしむ。

ちぎられていくその破片のように、頭の中にも記憶の断片が現われては消えていく。

「フラ語の試験寝坊して受けられなくて、医者行って診断書書いてもらって受けなおしたなあ。あのおじいさん医者先生、いいひとだったなあ」

「数学はベクトルも途中から全然わからなくなって、授業で寝てたらベクトラー(先生のあだ名)に出席簿の角でなぐられたっけなあ」

若いころは、こんな勉強あとで役に立つのかと思いがちだ。今の生活でフランス語は不要だし、虚数はスーパーでの暗算にはまったく役に立たない、とか。

でも今、時を経て、その経験と悲惨な成績表は初めての和紙作りの材料になっている。すべては廻っている。見えないおおきな力を感じる。

 


 

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