なぜ茶室か
きっかけはあの謎の球体だった。
渋谷の東急ハンズで、白いビニールの球体を見かけた。人がひとり入れるくらいの大きさで、用途はどうやら瞑想ルームらしい。
近未来的な外観。ぷわぷわしていて、一度は中に入ってみたい。しかし落ち着くんだろうか、ほんとうに。結構値段もするし。
なら自分の考えたルームを自分で作ってみようではないか。落ち着くといえば、日本人ならまず「お茶室」だろう。手作りのルームといえば、お金のない人ならまあ「ダンボール」だろう。
というわけで、大人の休日をダンボールルーム作りに使ってみた。
茶室とは何か
しかし茶室とはどんなものか、漠然としたイメージはあるものの、設計となるといろいろな建て方や流儀があるようだ。一から勉強してみたいが、時間もないので「美味しんぼ」を読む。
「茶道の美学は全ての虚飾を払う」
「真心を尽くす」
本質は会得した。あとは行動あるのみ。
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