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特集


エキサイティング火曜日
 
ペットボトルで魚とり

生活の中でたまっていくペットボトル。リサイクルも広まってはいるが、有効活用はできないだろうか。

調べてみると、ペットボトルを利用して魚とりのワナが作れることを発見。アウトドアには基本的に背を向けるスタンスを貫いてきた私だが、簡単に魚が捕れるならそれはウェルカムだ。

ペットボトルを通してアウトドア派の自分へメタモルフォーゼ。果たして魚は捕れるのだろうか。(今回はこちらのページを参考にさせていただきました)

(text by 法師丸

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今回は3つ作製
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おりゃ、おりゃ、と穴を開ける
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なぜかせつなげなペットボトル

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自信のない人は下書きをして

自分の殻を突き破れ

山や川、そして海にも囲まれた、自然豊かな千葉の奥に住むようになって一年半。仕事の都合でここに住むようになり、自分も変わるかなと思っていたが、特に趣味が増えたりはしていない現状。東京の知人に「自然の中でいっぱい遊べるね!」などと言われても、曖昧な相槌でごまかす自分。

それでいいのだろうか。緑萌える山、深い青の海、そして休日には昼過ぎまで寝てる自分。

そんなときに知ったのが、身近なペットボトルで魚を捕まえるワナが作れるという情報。幸い自宅のすぐ裏は魚の姿もちらほら見える川ではないか。これはやってみるしかない。

今回の特集は、一人の男が自分の殻を破ってアウトドアに挑戦する成長物語でもある。

 

逃げ道を確保した上でのアウトドア

ワナ作りに必要な材料はまさにペットボトルだけ(写真1)。今回は橋から吊り下げるので、そのためのヒモもいるが、かなり簡単にできる。なにかアウトドアっぽいことをしようとしても、道具を揃えることを考えると「たぶん続かないだろう」という思いから一歩目を踏み出せずにいた今までの自分。これならそんな私にも敷居が低い。

投資がない分、すぐに投げ出しても金銭的なダメージはない。「こうなると思ってたよ」と、自分に言い訳ができる。

早くも発想はネガティブ。がんばれ自分。

ワナ作製の手順も難しくはない。まずはボトルが水中にスムーズに入っていくための穴を開けて(写真2)、斜めに細くなっている部分から切断(写真3)。

次に魚が入ってくる穴を開けるのだが、ここがポイント。捕るべき魚の大きさを想定し、大物狙いなのか小魚をシュアに捕っていくのかを考慮しながら入り口を作る(写真4)。今回は初心者らしく小さめの穴にしておいた。

あとは仕掛けるときに長く結びつけるための仮ヒモをつけ(写真5)、重りの石を入れて逆向きにフタをつければ完成だ(写真6)。魚が入りやすく出にくいという、昔ながらのトラップである。

でき上がったらなんだかテンションが上がってきた。ピチピチの魚たちがびっしり詰まったイメージ。

さあ、次はいよいよ仕掛け。自宅から歩いて1分のところに橋があるのも、テンションがさめないまま移動できることに貢献してくれている。

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必要に以上に力を込めて結ぶ もうすっかり捕れた気分
 

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