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特集


ひらめきの月曜日
 
チャレンジ、写実的!

秘密の特訓開始

私が選んだ絵のモデルは、ショートケーキ。モチベーション上がりっぱなしの素材だ。これならやる気が途中で失せることもあるまい。

とりあえず、資料を見ずにそらで描いてみたら大変なことになった。

やる気の問題?

なんというか、なんでこんなに破れかぶれなんだろう。一応本気で描いたつもりなのだが、どう見ても投げやり。心のどこかで「これから上手く描くんだからこんなもんでいいや」とか思ってしまっているのかもしれない。

ここから先は用意した写真の資料を元に、きちんと忠実に描いていく。きちんと、だ。

みほん

気合いを入れ直して第一段階へ。

第1段階・手元を見ないで描く

描く対象だけを見て、えんぴつを持つ手は見ずに描いてみる。こうすることで、描く物に集中できるのだそうだ。

ケーキに挑む前に、難しいと諦めていたの自分の手を描いてみた。


ビフォア アフター

ちょっと美術の教科書を思わせるタッチに。ぶさいくながら確かに進化した気がするぞ。

手元を見ないで描くため、一カ所一カ所、できるだけずらさずに描かなければならない状態に追いやられる。自然と描くのに時間がかかった。こんなにじっくり物を描いたのは初めてかもしれない。

あ。もしかして、小学校の写生の授業で言われた「丁寧に描け」ってこのことだったのか? 時を越えて届く先生の言葉。今ようやく分かりました、先生!

では、それをふまえてはショートケーキを。

手元は見ずに……

「あれ、なんだ、ここに線描くのでいいのかな? 感覚がつかめない。あ、イチゴのつぶつぶ付け忘れた。影とかこの辺に描いても大丈夫かなあ……」

文字通り暗中模索の中、完成。

気持ち悪い


あわわわ。手のひらのように、ひとふで書きができるものならいざ知らず、ショートケーキは見ないで描くと何がどこにあるのかさっぱりつかめない。

なんか変な気持ち悪い物が描けてしまった。

手のひらには有効な練習だったけど、ケーキを描くとなると これは明らかに作戦ミスだ。

それでもなんとなく、描く対象に注目する感覚は分かった気がする。気を取り直して、第2段階へ進む。



 

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