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特集


はっけんの水曜日
おまつり会話リスニング

うおおおおおおお!

すげええええええ!

もくもくと作業するおじさん

君たち、帰りたまえ!

道頓堀絶叫断片リスニング

9/15日23時頃、阪神優勝でわきたつ道頓堀にて(詳細レポートはこちら)。会話というよりは、耳に入って来た叫び声の断片の数々。メモした関西弁が間違っているかもしれないので一部標準語です、すみません。

学生らしき男性グループ。
「おまえええええ! どないやねん」
「ええ?」
「カープ!」
「カープ? ちがうって」
「まじでか?」
「おれはあ、広島出身だけどおーーー」
「おお」
「心はあ、タイガースだああああ」
「うおおおおおおお!」
(頭をくしゃくしゃにされる青年)

派手な水商売風の女性。泥酔してる様子。ひとり。ゴミ収拾をしていたくずひろいのオジサンに話かけている。
「おっちゃんなあ、この缶あげるわあ……。
ビール、ビールなあ、いっぱいのんだんですよ……うれし……ウチうれしいねん……。
お金なあ、お金……これお礼や、お礼あげるわあ……」
小銭を取り出す女。オジサン、作業する手は止めず、無表情で彼女を見つめる。

有刺鉄線のからまった標識にのぼる男を見て、比較的おとなしそうな学生風2人組。
「見ろよ」
「……うわっ」
「……わー」
「……」
「……お、男だ……」
「男だな」
「か、か、かっこいいいいい!」
「かっこいいぞおおおおおおおお」
「うおおおお」

高いところに登っている男を見て、比較的おとなしそうなカップル。
「うーわー」
「わー」
「あんな高いところ……」
「……どうやってのぼったんだろ?」
「落ちたら死なないかな? あれ」
「死ぬんじゃない?」
(この後、ご存じのように水中では溺死事故があったけれど、危険な場所によじのぼった若者は無事だった)

泥酔している若者、それを介抱している年輩男性。
「お、おうう」
「大丈夫か」
「お……げろげろげろげろげろげろ」
「…おい」
「お、おれ……」
「ああ?」
「おれ、うれしいんですよ……」
「ああ、ああ」

飛び込んだ後の若者たち数人。道のはしっこにかたまって、放心している。ぬれたパンツいっちょ。
「…あー」
「……あー、なあ」
「…あー」
「……」
「……」
「……匂い慣れてきた」
「……もういっかい飛び込む?」
「……もういっかいいくかあ?」
「……俺、もういい」
「ヘッ、えへへへ」
「えへへへへ」
「へへへへ」(笑い合う)

他、聞こえた言葉。
「カニ! カニ! カニにのぼりてええええ! なんでのぼらしてくれないんだよお!」

「新庄! 新庄! 新庄ーーーーーー!」(なぜ?)

「すげえ、すげえよなあ。あー、あんなボテボテ落ちてる……、写真撮っとく? 撮っておく? (写メールで)うつる? うつるう?」

「あっちでさあ、ビルの上のほうにあるカラオケボックスの窓あけてさあ、六甲おろしをみんなに向かって熱唱してる奴がいたよお」

「おまわりさあああん、写真一緒にとってえ、キャーーー」
「何してるんだ、早く家に帰りなさいっ」

「はい、名物タコ焼きですよー。おねえさん、何個入り? はい6個入りねー。はい、タコ焼きですよー」(まるっきり通常営業していたタコ焼き屋)

備考
混乱の中なので、六甲おろしを歌うほかは、選手名を叫んだり、まともな会話はほとんど聞こえなかった。


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