お姉さんに髪を切ってもらう
最近髪が伸びていたので「全体的に短くお願いします」 とお姉さんにお任せする。
お姉さんは手際よく僕にケープを巻き付け、髪を切り始める。
髪を切ってもらっている間も、鏡越しにお姉さん、お母さんと会話が弾む。
荻原君が小さかった頃、友だちがアイスをいっぱい買ってやって来た。その友だちがそこにいた人たち全員にアイスを配ったら自分の分がなくなってしまい、泣き出してしまった。それを見兼ねた荻原君は家の冷蔵庫から別のアイスを持って来て、その子にあげた。
「ほら、こっちの方がおいしいよ」
お母さん「そういう、機転のきく所がありました」
お言葉に甘えて顔剃りまでお願いする。
住「やっぱり、風船とかで練習するんですか?剃刀?」 お姉さん「私はやりませんでしたけど……」 住「風船って、コントみたいですもんね」 お姉さん「そうですね、ドリフですよね」
時計を見るとあっという間に2時間くらい経過していた。 それそろ東京に戻ります。