愛犬にカメラをワンボード
続いて僕の愛犬にカメラを搭載することに。
しかし、これは一筋縄でいくような簡単な事ではない。小さかった頃の教育を間違えてしまったのか、とにかく僕の犬は人を噛む。飼い主だろうが構わず噛む。本気で噛む。 首輪を取り替えようとすれば、ウーッと低い声で唸り牙をむくし、えさを食べている時に少しでもお皿を動かそうものなら、凄い勢いでガブッとくる。 いつもそんな調子なので、おとなしく頭の上にカメラを搭載させてくれるとは思えない。
色々と試行錯誤を繰り返した結果、犬の目線と同じ高さのリード部分にカメラをくくりつけた。
ワンボードカメラをモニタリングしながら照りつける太陽のもと、散歩に出かける。 お前はいつもどんな風景を見ているんだい?
長梅雨が明けていきなりの猛暑が襲ったこの日、お昼前とは思えない日射しの強さから汗がダラダラと流れる。心なしか、愛犬の足取りもゆっくりだ。
東名高速の高架下にやって来ると僕の犬は歩くのを止めてしまった。 暑さに完全にやられてしまい、日影から動きたくないのだろう。リードを引いて先を促しても、全く動く気配がない。ハァハァ舌をだしてバテ気味だ。
昔だったら散歩といえば炎天下でも喜んで走り回っていたのに、こいつも気付けば6才になっている。人間の年令に換算すると40才、いつの間にか僕の年令を越えてしまっている。
ワンボードカメラの映像: 「ワンボードカメラ、ほとんど動かず」
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確実に年を重ねている愛犬に淋しさを覚える。 犬だって老いるし、いつまでも元気に飛び回っている訳ではないのだ。