・・・食う!
「ここまで来たら、食べないわけにはいきませんねえ。」
同行者Yさんが意地悪くにやっと笑う。
「やはりそうですか?そうですよね、なるほどザワールドでも(引用が古い)食べますよね、まず。体験しないとね・・・」
だんだん低いつぶやきに変わっていく私の台詞。
レストランでも、蝮料理を出すところは仕切られていて、内装は黒と赤をメインに高級感を出している。
どうしようかとメニューを見たら幸い、ポケットマネーで頼めそうなのは限られていたので(けっこう高いのだ)、マムシの唐揚げ(1000円也)を注文する。
実はマムシは軟骨が多く、肉は多くないので、唐揚げにするとほとんどヘビを食べているという感じはない。かなりの歯応えと濃い目の醤油・みりんの味付けで、普通に食べ終えた。すぐに元気になるというわけでもない。
後から入ってきたカップルがマムシの姿焼きを注文していた。
背後で、板前さんが「頭は落としますか?」と聞いている。何かカップルが答えると、シンクに「ゴロン」という音が鳴り響いた。うはー・・・。
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