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特集


はっけんの水曜日
納涼!ヘビセンター

メダルが授与されます、という感じ。

楽しみーなんて言ってた割には肩に思いっきり力が入っている。

ニシキヘビに巻かれて

さて、巻かれに行くか。私的にはほぼメインなイベント。このために来園したというのはウソだが、密かに楽しみにしていたのだ。
「ニシキヘビに巻かれて記念撮影」は熱帯蛇類温室でやっているというので行ってみると、ガランとした館内のはずれにぽつんと、係の人が待機していた。

ゲーセンの射撃のような舞台装置の前で撮影である。ニシキヘビの口にセロテープ状のものが巻いてあったので聞いてみたら、噛まないがお客を安心させる為に巻いているとのこと。
「噛むときは、こう、こう(腕でヘビの頭を模して、蛇拳みたいに)そういう動きをしますからわかります、絶対大丈夫!」と係の方。この方もヘビへの愛情が溢れて滝のように流れている方とお見受けした。

実は、巻かれたときの感触をほとんど覚えていないのです。暖かくも冷たくも無かった気はするが・・・彼が私の顔に興味を示し、ずっとつついてくるので気が気じゃなかったのだ。引きつる笑顔。ラオコーンの像みたいにドロドロに巻かれようと思っていたのに。記念なのに、なんだかすごくかわいそうな人みたいになってしまった。

「いいねーその表情」とヘビに。
撮影用のヘビ待機中。
慣れればいけそうな気がした。
目が合うー。なついてんのか?
これは本当はおじいちゃんで、記者の方だとか・・・。
ニシキヘビ記念撮影の看板。「こんなに巻きません!」
記念撮影現場のそばに、なぜかスイカ状のタマちゃんが。
記念撮影現場のたたずまい。


あがー。
フルコース・・・。

・・・食う!

「ここまで来たら、食べないわけにはいきませんねえ。」
同行者Yさんが意地悪くにやっと笑う。
「やはりそうですか?そうですよね、なるほどザワールドでも(引用が古い)食べますよね、まず。体験しないとね・・・」
だんだん低いつぶやきに変わっていく私の台詞。

レストランでも、蝮料理を出すところは仕切られていて、内装は黒と赤をメインに高級感を出している。
どうしようかとメニューを見たら幸い、ポケットマネーで頼めそうなのは限られていたので(けっこう高いのだ)、マムシの唐揚げ(1000円也)を注文する。

実はマムシは軟骨が多く、肉は多くないので、唐揚げにするとほとんどヘビを食べているという感じはない。かなりの歯応えと濃い目の醤油・みりんの味付けで、普通に食べ終えた。すぐに元気になるというわけでもない。

後から入ってきたカップルがマムシの姿焼きを注文していた。
背後で、板前さんが「頭は落としますか?」と聞いている。何かカップルが答えると、シンクに「ゴロン」という音が鳴り響いた。うはー・・・。


マムシ酒、辛口のほう。うまい。ウイスキーの味わいの奥にほのかに薬草っぽい風味。
マムシの唐揚げ。形はふぐ唐揚げのようでもある。
マムシはたんぱく質・カルシウム豊富で脂肪少なく、健康食品である。
勝ち誇る「マム氏」
出たー。右側のは度数70度もある。
覗いてみたら・・・掲載自粛。


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