スミ「おいしい?」
タナベ「うん。でも匂いがきつい」
鱒の姿ずし(1,100円)をほお張る田辺監督に、引き続き「ライフ・イズ・ジャーニー」の話を聞く。
スミ「3作目の“や”だけど、これは女の子同志の友情を描いている」
タナベ「これも、“ん”と同じ様に、日本語にこだわって言葉の大切さを脚本にした」
スミ「女の子同志の会話が凄くリアルだけど」
タナベ「あれ、一切アドリブ無しなんだ」
スミ「えっ?マジで?」
タナベ「うん。緻密なリハーサルを重ねて、あそこまで自然なやりとりを描けた」
スミ「タイトルの“や”に由来する出来事も面白い」
タナベ「あれも日本語だから描ける世界」
スミ「確かに。で、それ、おいしい?」
タナベ「うん」
スミ「俺も何か頼もうかなあ」
タナベ「あんまり時間ないから、早くした方がいいよ」
スミ「うん、じゃあ、俺は旅のおにぎりセットにするわ」
タナベ「デザートもあるみたいじゃん」
スミ「じゃあ、ついでにパイナップルシャーベットを」
タナベ「あっ、俺もオレンジシャーベットを」
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