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夜中の3時。
朝はまだ来ない。
「Webの今後について話しましょうか」
林さんから提案がある。
「雑誌だったら面白い雑誌特集とかあるじゃないですか。Webでも面白いサイト特集とかやってもいいんじゃないでしょうか?」
「そうですね、確かにそういう特集があったら面白いかもしれませんね。制作の裏側とか取材して」
夜中の3時に氷点下で何をやっているのだろうか?
「外の大きな滑り台で体を動かしませんか?」
「ああ、そうしましょう」
滑り台に行くと子供たちが元気よく滑っている。
シャベルの上にまたがって疾走している子供がいて、勢いがつき過ぎて壁に激突した。
キャッキャッキャッキャッ!!!!
子供たちは大いに盛り上がっているが、僕たちはその光景で引いてしまい、とりあえず「命の火」へ。
バルーンに戻るが10分とじっとしていられない。
夜中は夜店もない、食べ物とか何も用意していない僕たちがいる。
林さんはモバイルしようとしているがPHSがつながらない。
「こんな事もあろうかと、携帯用のモデムも買って来ましたよ」
携帯の電波は常に3本立っている。
林さんはうす暗いバルーンの中で携帯用モデムのドライバーをインストールしているが中々うまくいかない。
携帯、デジカメ、ノートパソコン、あらゆるデジタルデバイスの電源の減りが異常に早い。
「あー、駄目だ」
携帯でのネット接続を断念し、バルーン内が絶望で支配される。
「とりあえず、休憩所に」
「そうですね」
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