ニフティ会議室から母に電話をかける林さん。先日行われた林家の法事（「テレビのようなホームページ」）の話の後、5月に検索されたキーワードについて母に聞く。

ニフティ会議室にて

キーワード1：「ワールドカップ」

林：「いくらなんでもこれは馬鹿にしてるよね？」
母：「何？」
林：「ワールドカップ」
母：「知ってるわよ。サッカーでしょ。今夜開幕よ（電話取材は6/9に行われた）。夜中の1時頃に」
林：「へえ、1時なんだ。お母さん余裕で起きてる時間じゃない。見るの？」
母：「サッカーは分からないけど見ようかしら。野球みたいにボールが高いとか低いとかないから簡単よね」
林：「そう言われてみれば野球より分かりやすいかも」
母：「あそこに立ってる人の隙を狙って玉入れればいいんでしょ？」
林：「はははは。まあ、そうだね」
母：「ドイツのおっかない顔した人」
林：「ああ、カーンね」
母：「そうそう、その人」

キーワード2：「ダ・ヴィンチ・コード」

続いて、5月に話題となったあの映画について、母は知っているだろうか？

林：「ダ・ヴィンチ・コードは？」
母：「凄い人気なんでしょ、知ってるよ。本がブームで映画になったのよね。観たわよ」
林：「えっ？映画観たの？」
母：「あっ、予告編ね。渡辺謙の映画の前にやってたから」
林：「あの映画観たんだ？」
母：「うん。よし子さんと」

解説しよう。先月、このコーナーで林さんのお母さんは渡辺謙さんの認知症の映画を観たいとおっしゃっていたのだ。一緒に観たという「よし子さん（仮名）」は林さんの義姉である。

母：「いい映画だったわよ」
林：「よし子さんと行ったんだ」
母：「よし子さん、最近動物の映画観るとすぐ泣くのよ」
林：「動物の映画？」
母：「そう。見始めたなあ、と思ったらもう泣いてるの」
林：「そっか」
母：「最後は２人で泣いてるんだけどね」
林：「仲が良くてよかったよ」

渡辺謙の映画だけでなく、動物物も一緒に観ているようであった。最近の動物映画といえは、「子きづねヘレン」であろうか。

母は『ダ・ヴィンチ・コード』の予告編は観た

キーワード3：「PS3」

林：「じゃあ、PS3は？」
母：「えっ？ビーエス？」
林：「いや、ピ」
母：「ピーエス？」
林：「そ、ピーエススリー」
母：「えっ？　ピーエス？」
林：「そ、ピーエススリー」
母：「携帯電話の事？　分からないから教えてよ」
林：「プレイステーションの事だよ」
母：「えっ？　プレイ？」
林：「そ、プレイステーション」
母：「プレ？　プレ？」
林：「ゲーム機の新しいやつが出る、って話なんだけど」
母：「ゲームね。あなた買うの？」
林：「買わないよ。さすがに最近はゲーム買ってないよ」
母：「あら、そう。でも覚えておくわね、ピーエススリ−」
林：「覚えなくていいよ」

キーワード4：「メタボリックシンドローム」

林：「じゃあ、メタボリックシンドロームは」
母：「肥満の事ね。内蔵肥満がいけないっていう」
林：「あれ、脅かし過ぎだよね。2人1人が、なんて」
母：「そうねえ。でも、細ければいいってもんじゃないらしいわよ」
林：「そっか」
母：「興味があるから良く記事を読んでるのよ」

母：「あっ！」
林：「えっ？　どうしたの？」
母：「今、外を鳥が通ったら家の中の猫が全部立ち上がったよ」
林：「はははは」
母：「そういえばこの前、猫がカーテンのひもにぶら下がっててびっくりしたわよ」
林：「遊んでたの？」
母：「いや、飛び降りようとしたら首がひっかかったみたいで、声も出さずにぶら下がってたわよ」
林：「それ、危なかったんじゃない？」
母：「そうねえ、外出中だったら危なかったわね。ニャーとも言ってなかったから」

仕事の電話がなり母との電話を切り上げる林さん