フィリピンからの使者 「シーシグ」

見て一発、異国から来たと分かるこの缶詰。シーシグというフィリピンの缶詰です。輸入用に貼られた日本語の品名欄には「カット加工肉と加工豚肝臓の詰め合わせ」となっています。まるで、お中元かお歳暮。原材料は豚肉、牛肉、豚肝臓、食酢、香料、香辛料、調味料（アミノ酸等）。肉や肝臓部分を細かく刻んで加熱して味付け。そんな感じの物でしょう。

缶詰を開けると隙間なくギッチリと肉が詰まっています。スプーンで取り出すと、硬さはコンビーフぐらい。少し酸味のある醤油風の香りとともに、レバー独特の癖のある香りがします。外国物ではありますが、特別不思議な見た目や香りはありません。フィリピンの缶詰、割と普通です。さて、味のほうはどうか。

そのままで食べて大丈夫なのか不明でしたが、少しだけ食べてみたところレバーペースト風の味がしました。ということで、あまり手をかけずパンに乗せて食べてみる。原材料に酢が使われている為、普通のレバーペーストと比べて少し後味に酸味が残ります。香辛料の香りも強めです。フィリピンの食べ物というと、お土産で貰うドライマンゴーあたりしか思いつかないので、どんな攻撃を仕掛けてくるかと思いきや普通に旨い。フィリピンからの使者は色々使い道がありそうです。

購入価格 250円
メーカー：PUREFOODS

（馬場吉成）

( 2012/04/29 23:00:00 )