蟹工船の味、「たらばがに脚肉付」
日本人が「かに」といわれてすぐに想像するのがこれだろう。たらばがに。なんたって、あの蟹工船のかにはたらばがにだ。しかし日本海側育ちのわたしには、あまりなじみのない蟹である。たらばがにで画像検索をかけて、ちょっとぎょっとしたくらいである。
そうなのだ。ごくごく見慣れたかにがそこにいっぱい入ってた。カニカマがフェイクしてるのもこのカニだし、居酒屋でちょっと「カニサラダ」的なものを頼むと入っているのもこのカニだ。そのまま食べてみてもなんの違和感もなく、超かに。たらばがに、そんなに幅をきかせてるなんて知らなかった。
やっぱり、いままで食べ慣れたカニチャーハンの味になった。食べ慣れた、とかいって、カニチャーハンなんて家で気軽に作ったことなんかなく、外でご馳走として食べるものだから、そんなのがさっくり作れちゃってびっくりだ。しかも、上にのせたのは、ふたつ前にレビューしたかにみそ缶のみそだ。うまくないわけないじゃない。どうやって食べるのかもわからない不可思議な缶詰ばっかりあてられた他ライターからの大ブーイングが聞こえてきそうである。購入価格 1050円メーカー:SUTO(田村美葉)
( 2012/05/02 00:00:00 )