セイシュンの食卓の主役「ニューコンミート(馬肉・牛肉)」
コンミート。コンビーフの廉価版である。昔で言うところの「ニューコンビーフ」だ。中身は馬肉がメインだということで、いつのまにか改称したらしい。でもあれだよね、みんなコンビーフって呼んでるよね。実家では父親が網に入った4缶パックで買っていたので、いつも常備されていた。なつかしの食材である。
さて『セイシュンの食卓』という本を知っているだろうか。1990年前半に大ブームになった、安価レシピを集めたコミックである。僕はこれが大好きで、中学生の頃熱狂してこの本のレシピを作りまくっていた。中でも思い出深いのが「コンビーフ丼」である。コンビーフとネギをめんつゆで煮て、卵でとじるだけ、という簡単レシピだ。
絶賛すべきポイントは、コンビーフのほぐし方を調節できる点である。煮ながら箸で2分割、4分割、8分割……。その日の気分によって4分割でやめてもいいし、16分割までいってもいい。さらにかき混ぜてミックスもいい。あつあつの肉汁をダイレクトに味わいたいのか、半熟卵との統一感を味わいたいのかで好きに決める。中学生の頃、塾に行く日の夕方。一人台所に立つ僕は、毎回コンビーフの分割でうきうきと悩んでいた。購入価格 199円メーカー:ノザキ(加藤まさゆき)
( 2012/04/29 11:00:00 )