トウブグリーンマンバ
「とうぶ」といえば、「東上線」だったり「動物公園」だったり「百貨店」だったり、趣向や信条によって想いは様々だろう。しかし毒部たるもの、やはりファーストチョイスは「とうぶ」と来たら「グリーンマンバ」でありたいものだ。鮮やかなグリーンの美しい体を持ち、性格もおとなしいが、そこは世界最強の毒ヘビと誉れの高いブラックマンバの近縁種だけあって、かなり強力な毒を持つ。先に紹介した原宿毒蛇事件で飼い主の手を咬んで瀕死の重傷を負わせ、事件発覚のきっかけを作ったのがこのヘビだ。
なんと、咬んだ張本人(?)であるトウブグリーンマンバも処分されることなく、他のヘビ達と同様にジャパン・スネークセンターで飼育されている。二度と繰り返されてはならない、痛ましい事件の象徴として。必要以上に過剰な目印と共に。
( 2012/03/30 11:00:00 )