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毒部
伊藤健史 たった数ミリグラムで幾人もの人間を殺傷できる猛毒を持つ超危険動物から、単に不快なだけの虫まで、我々の周囲では多種多様な有毒生物が生を謳歌している。
そんな妖しく、かっこいい、時に癒される毒の生き物達を紹介する事によって、WEB2.0もソーシャルネットワークも確かに素晴らしいけれども、世の中には「毒」という切り口もあるんじゃないだろうかというささやかなライフスタイル提案ができたらと思う。
それにしてもなんといういかがわしい名の部活動だ。親が見ていなくてほんとうによかった。 (伊藤健史

トウブグリーンマンバ

トウブグリーンマンバ
わざとらしいくらい鮮やかな緑。江ノ島に売ってるゴム製のやつかと思った。

「とうぶ」といえば、「東上線」だったり「動物公園」だったり「百貨店」だったり、趣向や信条によって想いは様々だろう。しかし毒部たるもの、やはりファーストチョイスは「とうぶ」と来たら「グリーンマンバ」でありたいものだ。

鮮やかなグリーンの美しい体を持ち、性格もおとなしいが、そこは世界最強の毒ヘビと誉れの高いブラックマンバの近縁種だけあって、かなり強力な毒を持つ。

先に紹介した原宿毒蛇事件で飼い主の手を咬んで瀕死の重傷を負わせ、事件発覚のきっかけを作ったのがこのヘビだ。

トウブグリーンマンバ
玉砂利との組み合わせも緑茶っぽくてなかなか趣がある。和毒折衷である。別に毒と折衷してるわけじゃないが。

なんと、咬んだ張本人(?)であるトウブグリーンマンバも処分されることなく、他のヘビ達と同様にジャパン・スネークセンターで飼育されている。

二度と繰り返されてはならない、痛ましい事件の象徴として。必要以上に過剰な目印と共に。

トウブグリーンマンバ
「犯人」て。かなりのハイテンションで特定 。まあ咬まれた人も犯人って言われてるんですけどね。

( 2012/03/30 11:00:00 )



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