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クラブ活動
 

毒部
伊藤健史 たった数ミリグラムで幾人もの人間を殺傷できる猛毒を持つ超危険動物から、単に不快なだけの虫まで、我々の周囲では多種多様な有毒生物が生を謳歌している。
そんな妖しく、かっこいい、時に癒される毒の生き物達を紹介する事によって、WEB2.0もソーシャルネットワークも確かに素晴らしいけれども、世の中には「毒」という切り口もあるんじゃないだろうかというささやかなライフスタイル提案ができたらと思う。
それにしてもなんといういかがわしい名の部活動だ。親が見ていなくてほんとうによかった。 (伊藤健史

ブラックマンバ

ブラックマンバ
蛇界のスピードスター。じゃれ合う動きもキレがはんぱない。口の中が真っ黒というのもほんと勘弁してほしい。

でかい、速い、毒が強い、気が荒い、口の中が黒いと360度どこから見ても非の打ちどころがない戦闘マシーン。総合力で最強といわれるヘビである。体長は最大で4m程にも及び、致死量約15mgと言われる猛毒をひと咬みで100〜120mgも出すという驚愕の殺傷能力を誇る。

「スネークセンターでは、ブラックマンバ飼育による死者を出していません」と誇らしげに言われた。
それが自慢になるのか。すごいな。

時速約19km、50mを約10秒のスピードで疾走する。なんだ本気で走りゃ勝てるじゃんと思われるかもしれないが、陸上のトラックでクラウチングスタートするのとはわけが違う。薮や草原などの悪路でも、涼しい顔でずさずさ進んでくるモンスターからの逃走は困難を極めるだろう。

このブラックマンバも、原宿毒蛇事件でスネークセンターに押収された51匹の毒ヘビ、DKB51のメンバーである。実力的には満場一致のセンター。記事3本目にしてようやく浮かんだフレーズだ。
ぎりぎり間に合った。

トウブグリーンマンバと同じく、世界最強ヘビならではのハイテンションで紹介されている。

ブラックマンバ
「あの毒へビ事件の世界最強の毒へビ」声に出していいたくなるフレーズだ。

さらに公募によって、すごく親しみやすい名前までつけられていた。くろ丸よ、黒くあれ。

ブラックマンバ
ブラックマンバなのに色が白っぽいので、黒くなれるようにという思いが込められている。ブラックマンバ道とは、黒くなることとみつけたり。

( 2012/03/31 11:00:00 )



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