よく外国人に道を聞かれる。
もちろん日本でだ。聞いてくる外国人はどう見ても西洋系の方々で、彼らは当たり前のように僕に英語で道を聞いてくる。だた僕は全く英語が分からない。もしかすると、それは道を聞いているのではないかもしれない。英語だから分からないのだ。でも、おそらく道だろう。それ以外で僕に話しかける必要性はないだろうから。

誰かと一緒に歩いていても道を聞かれるのは僕だ。
僕の顔は英語が話せそうな顔立ちなのだろうか。本当は全く話せないけれど。実は西洋人っぽい日本人離れした顔つきなのかもしれない。それなら嬉しい。そう思って鏡の前に立ってみると西洋人っぽく見えなくもない気がする。

日本人からの評価を考える。
僕は昔からよく「インドネシアにいそう」とか「ベトナムでカブに乗っていた」とか「タイのトゥクトゥクの運転手みたい」と言われた。ベトナムに限ってはもう目撃情報ではないか。とりあえずそんな評価なのだ。

僕は西洋に行くといいのかもしれない。
日本人からはベトナム辺りの人に見えるけれど、西洋人からは英語の話せる出来る日本人の見えるのだ、きっと。日本人からは道を聞かれないけれど、西洋人からは道を聞かれる。向こうでの評価が高いのだ、僕は。

とここまで書いて、違う可能性に気がついた。
もしかすると僕に道を聞いた外国人は、僕がベトナム辺りから日本に留学に来ている、と思って道を聞いたのかもしれないという可能性だ。「地球の歩き方」でベトナム情報を見てみると「外国人や旅行者を相手にする所では英語がよく通じる」とある。だから外国人は僕に道を聞いたのだ。英語が話せるベトナムの人だと思って。ベトナムからの留学生だと断定して。

一方、「しらす醤油」はザ・日本みたいな味がする。
香ばしい醤油の香りと味がシラスとよくあい一度食べ始めると休むことなく最後まで食べ続けてしまう。昔懐かしい日本の浜辺を歩いているかのような懐かしい気持ちになってしまう。いつまでも変わらぬ味でいて欲しいと願ってやまない、おにぎりだった。 ( 2010/12/11 21:00:00 )