39日目（7/12）

「10日ほど更新していなかったが、べつにサボっていたわけではなくて、特に書くことがなかったのだ。」

という文章を用意していたのだが、書きかけで放置していたらいつの間にかさらに１週間たってしまった。そういうわけで日記の日付は7/12の日付だが、アップしたのは7/20である。17日ぶりの更新。

いまにもは相変わらずぐんぐん伸びて2度目の天井リーチも目前で、暫定友の樹は低いところからじわじわと地味に葉を伸ばしている。そして本当の友の樹であるところの浜松の豆（以下、真・友の樹）は相変わらず発芽しないまま、というかたぶんもう一生発芽しないだろう、そのうち土の中で分解されて、暫定友の樹の肥料になるのだろうな、というのが前回までの状況。

今日（7/12）は記事の撮影があって、朝は家で作業をしていた。バケツに入れて腐らせた雑草を洗浄したりする仕事であった。地味に精神的ダメージが来るタイプの仕事である。
そんな仕事を前になかなか気が乗らず取りかかれないでいると、急に携帯にメールが届いた。編集部の安藤さんからだ。

安藤さんとは同僚としてそれなりに良好な関係を保っていると思うけど、「おはよう」とか「なにしてる？」とかメールしあったりするタイプの仲ではない。
そんな安藤さんからメールが来たので面食らうと同時に、サイトになにかシステム障害が発生したに違いない、と思った。同僚からメールが来るというのはそういうことである。あーあ、と思いながらメールを開くと、果たして、まっさきに目に飛び込んできたのは2本のカイワレ大根の写真であった。はぁ。

カイワレの写真から上に視線を移し、「出ましたよ」の本文に至っても意味がわからず、タイトルの「芽が」まで見てやっと状況を理解した。真・友の樹の芽が出たのだ！

もうあれは芽が出ないものとして、「終わったこと」として自分の中で処理していた。だからここまでピンと来なかったのだ。
心境としては、告白して振られた女の子（真・友の樹）に、半年くらいたって他の子（暫定友の樹）と付き合い始めてから「やっぱり好きになったから付き合って」といわれたような感じで、何を今さら、という感じではある。ただ想像でそう思ってはいるが実際にはそんなにモテた経験がないので、この場合の最適な対応策がわからない。なのでとりあえず放っておいて、両方育てることにした。

「両方育てることにした」って、さっきの女の子の例でいうと二股をかけている状態である。そんな印象の悪い結論になるたとえ話を選ぶんじゃなかった。みなさん落ち着いて考えてください、植物の話ですから！ ( 2010/07/20 20:06:00 )