空手やキックボクシングなど打撃系の格闘技の試合において、男性はノーファウルカップというものを装着します。通常試合では股間への攻撃(金的攻撃)は危険なため禁止されています。しかし、何かの間違いで攻撃が当ってしまう場合があり、衝撃を少なくする目的でトランクスの中や道着の上からノーファウルカップを装着するのです。
この、発明の名称「キック力またはキック数を計る測定計付きノーファウルカップ(特開平8-112390)」は、より実践的な練習をするため、ノーファールカップにセンサーを設け、股間に当った際の打撃の強さや数を計測し、表示する機能を備えています。これがあれば、金的攻撃を試合のルールに加え、どちらの選手が有効な金的攻撃を与えたか安全に判定することが可能となります。画期的!
しかし、経験したことある方は分かると思いますが、ノーファウルカップをしていても当たると結構痛い。あれは、上を硬いスポンジやプラスチックのガードで覆っているだけでして、衝撃は減るもののドーンと説明しづらい衝撃がやってくるのです。
男性の股間はとってもデリケート。いくら数字が出るからってやたらに攻撃するのはいかがなものか。股間に鋭く蹴りが決まって「ナイス金的!」なんて声援受けたら切なくなりそうです。出来ればこれをつけて試合に出たくないですね。 ところで、発明の名称の横にある(特開平8-112390)という数字。これは公開番号と言われるものです。特許庁のホームページでこの番号を使って検索すれば、該当の発明の全文を見ることが出来ます。「特許公報などの検索(IPDL)」という項目があるので、そこで検索可能です。
( 2010/06/15 16:00:00 )
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