イベントで「逆さヒザ落とし(特開昭57-148599)」という特許出願を紹介しました。この「かつぎ上げ落し固め(特開昭57-148600)」は同じ方が同日に出願したプロレス技の発明です。

明細書の記述によると、「相手の後頭部を打ち、そのままフォールするというすばらしい技である。」だそうです。後方から足を押さえて又に頭を入れて担ぎ上げ、後へ大きく投げ落とす。足を離さずにそのまま後転してフォール。「相手を一撃でKOできプロレス向きの大技であり、プロレスに大変貢献できる。」のだとか。確かに決まれば華麗な大技ですね。痛いし、固められるし、やられた相手も大変だ。

ただ、特許を取得して独占的にこの技をやろうとするよりも、弟子をとってこの技を教え、技が出来る人を増やした方がよりプロレス界に貢献出来そうな気がします。今現在はこういう技があるのでしょうか？あるならば、何かの形でこの発明が活かされた？どうなんだ？プロレスに詳しい方、教えてください。

ちなみに、紹介していく発明は特許庁に発明として出願された後に公開されたもので、実際に特許権が与えられたものとは限りません。公開された後に審査が行われ特許権が与えられるかどうかが決まります。とりあえず出願された発明に関しては、提出書類が整っていて、公序良俗に反するとかしていなければ公開されます。
( 2010/06/14 16:00:00 )