3日目(6/7)
友の樹は金曜日の夜に植えたので、そのままオフィスの窓際において帰った。土曜日はおしゃべりばかりして過ごし、日曜日は市場に出かけて糸と麻を買って来た。テュリャテュリャテュリャ テュリャーリャー。いやロシア民謡の話じゃない、週明けて月曜日に出社して撮ったのが上の写真なのだ。金曜日から特に変化はない。
ちなみに鉢が二つあるが、右は安藤さんが砂丘で採ってきた種、左の四角いのは種が芽吹かなかったときのために浜松のロフトで買ってきてくれた予備の種である。それぞれ「友の樹」「いまにも」という名前がついている。
「いまにも」というのは1年くらい前に猫がほしくてたまらなかった僕が、うちに飼い猫が来たらつけようと思っていた名前だ。漢字で書くと「今にも」なのだが特に意味はなくて語感だけで考えた。その後、数ヶ月かけて妻を懐柔(共用のPCで離席するときにさりげなくYoutubeの猫動画を開いておく、妻用のPCを使用中にちょっと借りて返すときにさりげなくYoutubeの猫動画を開いておく、など)し、猫いいねーって話になって猫カフェに行ったらすごい鼻水と目のかゆみに襲われ、数ヶ月の工作活動は無に帰した。その日から僕は犬派になった。
それから時は流れてつい先週、取材のつきそいで猫のいっぱいいるところに行ったのだけれども、その後1週間ずっと目がかゆいのだ。ジーンズに猫の成分が残っているのだと思う(猫の成分ってなんだかよく意味がわからないが猫エキスみたいなのがあるんだろう)。そんなジーンズが家にあるということは、もしかしたら広義でいえば猫を飼っているといえるかもしれない。そうか俺はもう猫を飼っているぞ、ついに我が家にも猫がきたんだ!念願の飼い猫に感動のあまり思わず涙がほおを伝う!!
というシーンを想像して舌打ちしながらジーンズを洗濯機に放り込んだ。
「友の樹」部なのにこんなに自分のことばかり書くとは思わなかった。 次回はもうちょっと短く書きます。 ( 2010/06/12 20:46:00 )
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