僕が大学時代にprohostingっていう無料ホームページスペースで設置した掲示板がいまだに動いているようで、今では「b*u*y c-h-e-a-p v/i/a/g/r/a」みたいなスパム投稿の受け口になってるんだけど、それがあまりに膨大なので「容量オーバーだから」っていうメールがprohostingから僕のところに毎日来るのだ。とっくにアカウント名もパスワードも忘れたのでどうにもできないし、これから20年くらい経ってもたぶんあの掲示板はゾンビ状態のまま生き続けて僕に毎日SOSのメールを送り続けるのではないか。

という現状からかんがみるに、ネット上のコンテンツというのは意外に長く残ってしまったりするのだ。何が言いたいかというと個人的にはまだまだフレッシュな思い出であるところの友の樹植樹も、100年後に僕のひ孫のひ孫ぐらいが家系図片手に「石川大樹」で検索してこのページにたどりついて「友の樹って何？なんかの隠語？」って思う可能性もあるのだ。そういうわけで1回目はこれまでのあらすじを振り返っておきたいと思う。

6/1〜3に携帯サイトのデイリーポータルZ友の会が3キャリア対応して、その記念企画として僕と安藤さんがリアルタイム更新をした（写真1段目左）。安藤さんは友の数しか水を飲めないというルールのもと半断水状態で山手線半周走ったり粉を食べたり（写真1段目右）砂丘に行ったりして（写真2段目左）、その後正体不明の豆を持ち帰った（写真2段目右）。いっぽう僕はいろんな場所の友に会いに行って水を集め（写真3段目左、中）、最終的には沖縄から17.5キロの水を背中に背負って持ち帰った（写真3段目右）。そしてそのあと生ラジオの中継中に安藤さんの持ち帰った種を植え、僕の持ち帰った水でいまそだてている、とそういう経緯である。

本題の前によけいな前置きで幅をとったことで写真を見ながら文を読むことがものすごく困難になっているわけだが、とりあえず新しい連載の1回目なのでちょっとテンション上がってしまってごめん、とだけ付け加えておきたい。次からはテンションを下げるために、ロープで腰に古タイヤをつなげて更新するルールでいきます。（特に走ったりはしません）

あと次からもうちょっと手短に書きたいですね。 ( 2010/06/11 20:31:00 )