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新宿と股割り

新宿と股割り
昨日に比べれば暖かいけれど全然寒い!

いつだったか僕は新宿で知人の女性と待ち合わせをしていた。雪に変わりそうな冷たい雨が降り、夕方は過ぎているけれど夜にはまだ早い時間の新宿は傘を差した多くの人でにぎわい、待ち合わせ場所の新宿駅も人で溢れていた。

彼女とは半年ほど前に一度会ったきりで、それからはずっとメールでのやり取りが主だった。お互い顔を覚えているかも怪しく待ち合わせ場所で果たして会えるのかが心配事項だった。

待ち合わせ場所に早く着いた僕は彼女からの連絡を待った。いろんな人が携帯電話で「いま着いた」とか「どこにいる?」のようなやり取りをしていた。そんな人たちを見ていたら彼女からの連絡で僕の携帯電話が鳴った。

「いま着いた、どこにいる?」と彼女の声が電話越しに聞こえる。僕は「改札出たところだけど」と言いつつ回りを見渡した。すると彼女の会話と合った動きをする女性が僕の2、3メートル先にいた。おぼろげに覚えていた彼女の顔とその女性の顔も一致した。とても綺麗だ。彼女は僕を見つけたと言い「黒い服の人でしょ!」と続ける。

僕はその日黒い服を着ていた。しかし彼女の視線の先を追うと全然違う人がいた。その人は悔しいけれどカッコよかった。電話越しに彼女のテンションが少しあがったのが分かる。僕は「僕も見つけました。行きますね」と言い電話を切った。

人をかき分けつつ(新宿駅はとにかく人が多い)彼女の肩を叩いた。全然違う方向を見ていた彼女は驚いたようにこちらを振り向いた。それはそうだ、彼女が近づいてくると思った人は一向にそのままで後ろから声をかけられたのだから。彼女は一段大きな声で「え!」と僕の顔を確認して驚いた。それを受けて僕も「え!」と言ってはみたが何の助けにもならなかった。

さて、股割りだけれどこちらも驚くほど割れてくれればと思う。そんなことが起こるようにと願いつつ、本日も股割りに励んだ。 ( 2010/02/19 21:00:00 )




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