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滑舌と股割り

滑舌と股割り
東京は本日雨降りでした

昼間なのに太陽が隠れ寒々しい冬空の下を走る電車に僕は揺られていた。車内に人はまばらで僕の斜め前には5歳くらいの男の子とそのお母さんが座っていた。男の子はお母さんに何か話しかけているようだけれど鮮明には聞き取れない。

ところどころ聞こえてくる彼の声はどこか滑舌が悪くそれが逆にかわいく感じる。「さかな(魚)」を「しゃかな」と彼は言っている。子供をかわいく感じる要因のひとつにこの滑舌の悪さがあると思う。大切なプレゼンの時の大人のようにハキハキ話されるときっと子供のかわいさは半減するはずだ。

僕もこの路線でいけないだろうかと考える。僕の顔はどう贔屓目に見てもカッコいいには程遠い。そこで、このかわいい路線を開拓してみてはどうだろうかと思うのだ。オダギリジョーをあきらめてディズニー路線に走るのである。

そこで僕も電車の中で小さな声で滑舌悪く話してみる。「さっき階段で躓いた」を「しゃっき、きゃいでゅあんで、ちゅまじゅいた」とか「これから渋谷に行く」を「きょれきゃら、しゅヴぃヴぁに、行く」などとひとり小声でぶつぶつとつぶやいた。

「渋谷」を「しゅヴぃヴぁ」はあんまりだし、わざと滑舌悪く話す自分を気持ち悪いと自分で感じてしまった。僕の場合は滑舌の悪さはかわいいにはつながらないと気が付き早々にこの計画をあきらめた。と思ったが、思いのほか熱中していたらしく目的の駅をひとつ過ぎていた。

さて、股割りだけれどこちらはいまだに熱中している。180度開脚するんだという熱い思いは日に日に強くなっている。ということで、本日も股割りに励んだ。 ( 2010/02/11 23:00:00 )




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